開催趣旨

地球温暖化対策の長期目標を含む地球温暖化対策計画が平成28年5月に閣議決定され、また、パリ協定が平成28年11月に発効しました。これらに位置付けられた長期目標を達成し、低炭素社会を構築するためには、各国が大胆な省エネを進め、再生可能エネルギーを最大限導入することに加え、二酸化炭素を大量に排出し、長期間の稼働が見込まれる火力発電所等の大規模排出源への二酸化炭素回収・貯留(CCS)技術の導入が期待されています。

こうした背景のもと、環境省では平成26年度から「環境配慮型CCS導入検討事業」、平成28年度から「環境配慮型CCS実証事業」を実施しています。本事業では、アミン系回収液による二酸化炭素分離・回収技術について、石炭火力発電所における排ガスから二酸化炭素の大半を分離・回収する場合の環境影響の評価・対策や調整電源としての運用性に関する知見の収集等を行うとともに、それらの結果を踏まえて、日本に適した円滑なCCS導入手法を取りまとめることを目的としています。

今般、上記の事業の一環として、昨年度に引き続き、「低炭素社会の構築に向けた二酸化炭素回収・貯留(CCS)国際シンポジウム」を開催します。本シンポジウムでは、上記事業における取組を紹介するとともに、海外においてCCSの推進に取り組む政策担当者や専門家の方々に御講演いただくことで、国民の皆様にCCSに対する御理解を深めていただきたいと考えております。

※CCS : Carbon dioxide Capture and Storage